とっておきのこの人は、八王子市職、臨職組合、公共労、退職者会の皆さんにご参加いただいているシリーズです。
私たちの組織は、各団体を合わせると4000人を超える大きな集まりとなります。組織が大きくなると、一人一人の組合員や会員の声が小さくなりがちです。そこでお互いに理解し合い、分かち合う気持ちを大事にするため、敢えて毎回お一人づつご紹介をさせていただいております。趣味や生きがい、仕事のこと、地域活動などいろいろ語っていただいております。

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 ▲オオルリ、キビタキ、メジロ…すべて手作り

  定年退職から十一年、在職中からはじめた木彫りや竹細工の腕は今も健在だ。
  作品をご覧いただきたい。三寸五分角のくすのきから掘り出した阿弥陀如来像は、精巧緻密な技術だけでなく、日常の喧騒を超えた安らぎさえ感じさせる。しかし圧巻は桜の角木をくり抜いた、継ぎ手が一つもない木製の鎖だ。細長い角材を、円を描く木の鎖に生まれ変わらせる技術はまったくの小柳オリジナルとのこと。鎖には、さらに八つの輪がはめられている。「生涯最高の作品」という。(下写真)

  住まいの元本郷から浅川沿いに足を伸ばし、毎朝一時間の散歩は欠かさない。今年から退職者会の幹事も引き受けることになった。1954年水道を皮切りに区画整理、国保、清掃、公園と、戦後間もないころから50万都市にいたる36年間、八王子市の行政ニーズの変化にかかわってきた。二級建築士の資格もある。「人口が増えて、市役所の組織が大きくなっても、一人一人の市民の福祉が仕事の原点」と、現役時代の情熱は変わらない。
  奥さんの趣味は油絵。根気と集中力が物を言う手作業は、「若さのヒケツ」と屈託がない。今年秋の文化祭には、退職者会から作品を出す予定とのこと。作品の実物を見て人の持つ「根気と集中力」の偉大さを直感してほしい。


(取材=編集委員会)


(「ざ・はぴねす」39号/2001.7月号)
 

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