とっておきのこの人は、八王子市職、臨職組合、公共労、退職者会の皆さんにご参加いただいているシリーズです。
私たちの組織は、各団体を合わせると4000人を超える大きな集まりとなります。組織が大きくなると、一人一人の組合員や会員の声が小さくなりがちです。そこでお互いに理解し合い、分かち合う気持ちを大事にするため、敢えて毎回お一人づつご紹介をさせていただいております。趣味や生きがい、仕事のこと、地域活動などいろいろ語っていただいております。

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  ひたすらボールを追い、競り合い、ゴールを目指して走り抜く。年齢だけが刻まれた、正真正銘のサッカー少年を紹介したい。今回のとっておきのこの人は、土曜と日曜、一年間ほとんど休みなくサッカーの指導に明け暮れる、建設部の染谷勇さんである。
 「自分はうまくないから、教える子供達にうまくなって欲しい」と、日本サッカー協会準指導員で八王子・日野・府中・調布地区から選抜された約60人の子供達に、サッカーの基礎技術や戦術を教える。相手は小5から高2まで。難しい時期の子供達だ。言葉の使い方にも気を使う。アンダー15(15歳以下)の全日本代表も育てた。「受験期の空白が大変」と日々積み上げる心と体のトレーニングが中断する今の教育システムの弊害をさりげなく語る。サッカーは「子供を大人に、大人を紳士にする」と古くから言われている。受験の空白はこの流れを寸断すると言うことか。トレーニングのつらさより、受験でサッカーを中断し、そのまま止めてしまう子供達が多いのである。
 「コーチにオーラがないと子供達にはただのおじさん」と通勤は自転車、庁舎のエレベーターは使わず、帰宅後のウエイトトレーニングも欠かさない。三人の子供はサッカー、バスケット、クラシックバレー、妻はハンドボールと完璧なスポーツ一家。「年に一度のスキーが全員集合の場」と語る。権利関係が交錯する道路管理の仕事も的確にさばくが、若手職員にハリがないと嘆く。一年365日「とことん元気なおじさん」でありたいと最後に話した。


(「ざ・はぴねす」40号/2001.8月号)
 

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