とっておきのこの人は、八王子市職、臨職組合、公共労、退職者会の皆さんにご参加いただいているシリーズです。
私たちの組織は、各団体を合わせると4000人を超える大きな集まりとなります。組織が大きくなると、一人一人の組合員や会員の声が小さくなりがちです。そこでお互いに理解し合い、分かち合う気持ちを大事にするため、敢えて毎回お一人づつご紹介をさせていただいております。趣味や生きがい、仕事のこと、地域活動などいろいろ語っていただいております。

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  飛行機を乗り継ぎ、トロッコ道と山道をおよそ10時間、屋久島の原生林を歩き回った。映画「もののけ姫」の森を見て屋久島がだぶついたという。雨は半端ではない。気温が低く日照が少ないことで、植物の生育不適合地が屋久島のもう一つの自然。江戸時代に伐採された倒木が原形を残し、苔を這わす。厳しい環境で細かい年輪を刻みながらゆっくりとしか育たない屋久島の杉だから丈夫だという。
「別に自然派と言うわけじゃないんです。職場(南大沢)の近くにすんでいますが、人工的な街も便利でいい」流れに逆らわず、見たい所に行く。
 児童館・学童保育の仕事についてまもなく10年。以前は幼稚園で働いたこともある。最初はいわゆる自主学童の鹿島子ども会館。地域の運営委員会に雇用される形だ。その後、公設児童館・学童保育所は学校方式として社会福祉協議会に移行する。「運営方式が変わっても子供たちは同じ。目線を合わせてコミュニケーションを取っています」と現在の学童保育を語る。
 山口県岩国出身。八王子の大学を出てそのまま就職した。学園都市八王子のお陰である。「マイペースで、一人住まいを続けています」友人に誘われて見た(聴いた)和太鼓にもはまっている。休日はポニーテールにはっぴ姿で撥を持つ。樹齢7200年の屋久島縄文杉と和太鼓。繋(つな)がるような気もする。
 話を仕事に戻そう。「女の子は友達同士で遊ぶことを考える。男の子は遊ぶ内容で友達を決める。…最近こんなふうに感じています」女は人間を大切に、男は求めるものを追いかける。或いは、女は個人尊重、男は社会重視。しかし、大人はその逆も多い。学童保育は人間学の仕事かもしれない。
 屋久島に行くために高い靴を買った。「次はどこにいきますか」と尋ねると、暫くあって「実は富士山に行こうと思っています」と答えてくれた。


(「ざ・はぴねす」45号/2002.新年号)
 

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