とっておきのこの人は、八王子市職、臨職組合、公共労、退職者会の皆さんにご参加いただいているシリーズです。
私たちの組織は、各団体を合わせると4000人を超える大きな集まりとなります。組織が大きくなると、一人一人の組合員や会員の声が小さくなりがちです。そこでお互いに理解し合い、分かち合う気持ちを大事にするため、敢えて毎回お一人づつご紹介をさせていただいております。趣味や生きがい、仕事のこと、地域活動などいろいろ語っていただいております。

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 「大人を頼っている子どもたちが多いですね」…久しぶりの「とっておきのこと人を」のコーナーに登場していただいた上壱分方学童保育所の漆原さんは語る。社会福祉協議会で学童保育所の常勤職員となり、昨年12月の公共労定期大会で執行委員長に就任した。
 教員志望だったが大学卒業後民間企業に就職。しかし子どもたちのための仕事をしたい気持ちが抑えられず、8ヶ月のサラリーマン生活の後、学童保育所の臨時職員となる。給料は半分以下になった。
 「前に進むことを前提とした学校教育では、どうしても子どもたちの個性を伸ばしきれない場合が出てきますね。子どもは横を見たり後ろを振り返ったり、いつでも、どこでも新しいことを勉強しているんですよ。だからうかつな姿は見せられない」と言う漆原さん。職場で子どもたちは「ウッシ―」と呼ぶ。子どものことを常に考えている職場の先輩たちに教えられることばかりだとも語る。
 178−110。巨漢である。子どもの頃、プロレスの小川直也と同じ道場で柔道に励んだ。しかしその後は写真や天文の世界に没頭する。バイクやアウトドアもこなす。「20歳でボーイスカウトに入った変り種なんです」とアフターファイブの自分史を淡々と語る。
 体は大きいが行動は素早い。公共労として中越地震災害ボランティアに参加し小千谷市の避難所で活動した。「公共労としてボランティア休暇の確立を進めたい」と組合役員の顔も見せる。
 上壱学童の子どもたちは、今日も漆原さんの大きな体にぶつかり、登り、そしてくるまりながら、大人の社会に近づいている。


(「ざ・はぴねす」80号/2005.1.24)


 

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